神宮球場で東京ヤクルトスワローズの試合を観るために、何を準備すれば良いのだろう?
そんな疑問にお答えすべく、毎年、数十試合を神宮球場で実際に観戦する筆者の視点で、必要なものやあると便利なものをお伝えしていきます。
観戦の持ち物おすすめ
チケットを手に入れて実際に観戦に行く!となると、何を持っていけば良いのでしょうか。
基本的には、チケットと球場でグルメやグッズを買うための金銭(またはそれに代わるもの)があれば観戦自体は可能です。
それ以外にあると便利なものも含めて、おすすめの持ち物を解説します。
防寒着・温度調節がしやすい服装
神宮球場は屋外球場です。屋根がなく天候や気温に観戦環境が左右されやすいため、温度調節がしやすい服装で行くことをおすすめします。春先や秋は気温が低く寒いこともありますし、春でもデーゲーム(昼の試合)や夏のナイター(夜の試合)では暑さを感じることも少なくありません。羽織りで脱ぎ着できる服を持っていると調整しやすいです。
また、天気の良い日中はほとんどの席で日差しを遮るものがなく、観戦ルールにより日傘をさしながら観戦することはできないため、帽子やサングラスなどでの日焼け対策をおすすめします。
ゴミ袋・ビニル袋(大きめ)
神宮球場では手荷物は椅子の下などに置く場合が多いのですが、その際に手荷物をゴミ袋やビニル袋に入れておくことをおすすめします。荷物をすっぽりと入れて口をしばって閉じられるくらいの大きさがベストです。
前述のとおり神宮球場は屋外球場で、試合開始から終了までは3時間前後かかります。
天候の変わりやすい季節には、途中で雨が降ってくることもあるため、その際に荷物が濡れることを防げます。
また、球場で購入したビールや飲料はプラスチックなどのコップで提供されるのですが、自分より後方の人がうっかりして、または試合に興奮して、もしくは狭い通路で足に触ってしまうなどで、飲料をこぼしてしまうことが時々発生します。
スタンドの座席は坂状に後方が高く配置されており、こぼれた飲料が下に流れてくると荷物が濡れてしまうのですが、あらかじめビニル袋に入れておくことで最悪の事態は避けることができます。
観戦を終えて帰宅する際には、持ち物を入れていたビニル袋に自分が飲食した後などのゴミを入れて捨てて帰るとスマートです。試合終了後にはスタンド出入口のあたりでスタッフがゴミの回収をしてくれますので、その方たちに手渡せばOKです。
カッパ・レインコート
天候が不安定な時は急な雨に備える必要があります。
東京ヤクルトスワローズの応援グッズと言えば傘が有名ですが、この傘は得点が入った時と東京音頭を歌う時にのみ開くもので、雨が降った時に差すことはできないルール(試合が続行中で他の人の視界を遮ってしまうため)になっています。そのため、雨が降った時の対策としてカッパやレインコートがあると安心です。
レインコートは球場内のグッズショップでも販売していますが、急な雨の際は売り切れてしまうことも少なくないので、事前に準備しておくと安心です。
応援グッズ
球場内や駅から球場に向かう途中にあるグッズショップで選手やチームにちなんだ様々なグッズを買うことができます。色々な種類がありますが、その中で個人的におすすめなのは「応援傘」と「カンフーバット」です。
スワローズの応援(ちなみに、スワローズ界隈では「スワローズ=ツバメ」ということで「応燕(おうえん)」という当て字を使います)と言えば傘で、得点が入った時に東京音頭に合わせて応援傘を振るのが球場がもっとも盛り上がる瞬間と言っても過言ではありません。この瞬間を思い切り楽しむためにも、ぜひ一本持ってみるのはいかがでしょうか。
応燕用傘は一般的な傘より小さめで持ち運びもしやすく、グッズショップで一本1000円前後で購入することができます。種類や柄もたくさんありますので、お気に入りを見つけるのも楽しいです。
カンフーバットはプラスチックでできた細いメガホンのような形状で、2本がセットになっています。これを両手に持って打ち合わせて手拍子や拍手をするように使用します。
応援ではリズムや音楽に乗って手拍子をしたり、良いプレーには拍手を送ったりする場面があります。応燕につい力が入って強く打ち合わせてしまうこともあり、カンフーバットを持っていると手の痛さを気にすることなく思い切り応燕ができます。こちらも複数の色や柄から選ぶことができます。
応援グッズには他にもたくさんの種類がありますので、ぜひグッズショップにも足を運んでみてください。
注意点として、神宮球場ではビン・缶類の球場内への持ち込みは禁止となっています。缶ビールや缶飲料は球場内で飲むつもりで持ってきても持ち込めません。ペットボトルは持ち込み可能です。